資質と能力

資質と能力の違い

資質は先天的、能力は後天的なものと言われます。でも、先人の言葉を借りると、難易度の違いはあれ、どちらも、本人の「意識」次第で向上させることができるようです。後天的な能力向上はもちろんのこと、先天的な資質についても、もう一段上を目指してみませんか?

社会で求められる資質・能力

教育や学校生活ではあまり意識しないかもしれませんが、社会ではさまざまな資質や能力が求められます。これらの資質や能力を身につけているかどうかで活躍のフィールドも違ってきます。試験の成績や知識の量とは異なり、人間力にも直結する重要な要素。普段の意識が大きな違いにつながります。

代表的な資質・能力の例

大局観と俯瞰視点

俯瞰視点でものごとを見る。何事も、一歩引いて、全体像を把握するように意識することで、より広く、バランス感のあるモノの見方ができるようになります。

多様性の受容

多様な価値観を受け入れる。同時に、自分の価値観との違いを明確にし、自分の立ち位置を理解する。様々な価値観を認めるからこそ、自身の個性が引き立ち、役割が明確になります。

感性と感受性

「感受性」は外界の刺激を「感覚」で受け止め感じ取る能力。感性は、その刺激を理性・判断を通して認識する「知性」とされています。気付きやひらめきには、その両方が重要な役割を担います。

抽象化能力

モノゴトの本質を論理的に理解する力。例え話がうまい人に抽象化能力の高い人が多いようです。抽象化スキルは、分析スキル、応用スキルにもつながります。

構造化能力

モノゴトには構造があります。複雑なものほど、構造を理解することが重要な意味を持ちます。組織、ビジネス、技術、などなど。論理的な視点を持ち、構造を把握することで、深く、正確な理解ができるようになります。

言語化能力

考えを言葉で表現する力。特に、短い言葉で本質を言い表すことは、表現や伝達という視点でも、極めて重要なスキルです。本質を捉える抽象化能力、論点を整理する構造化能力、にもつながる極めて重要なスキルです。