就活への違和感

「就職を目指す」が意味するもの

就職。
社会人としての、長い、長いチャレンジが始まります。

就活は、社会人生活のスタートを切るための大きなステップ。のはずなのに...

就活セミナーで教わることは「面接の練習」「エントリーシート (ES) の書き方」「適性検査 (SPI) 対策」など、就職するためのTIPSばかり。まるで、就職がゴールだと勘違いしてしまうような就活戦争に、何か違和感を感じませんか?

「美容師」と「人気の美容師」

「美容師」になるには。

日本で美容師になるためには、厚生労働大臣指定の養成学校の必要課程を修了し、受験資格を得て、美容師国家資格の国家試験に合格する必要があります。

「人気の美容師」になるには。

美容師としての知識やスキルも必要ですが、流行に敏感であり、勉強を怠らないこと、お客様にあった髪型を提案できること、さらには気持ちの良いコミュニケーションなども求められそうですね。

「先生」と「良い先生」

「先生」になるには。

国内の公立学校で「先生」の職につくには、教員免許を取得して、教員採用試験に合格する必要があります。

「良い先生」になるには。

教える知識や教え方は最低条件として、加えて、 教育への意識、生徒への思い、自ら勉強する姿勢、熱意、などなど。先生になることは最初のステップでしかなくて、それ以上に考えるべきことがありそうです。

「医者」と「名医」

「医者」になるには。

日本では、医学部で6年間の教育を経て、医師国家試験合格、さらに2年以上臨床研修医としての経験が必要です。

「名医」になるには。

名医の基準は人によって異なりますが、医学的な知識や技術だけではなく、患者さんへの配慮や、いざというときの決断力、コミュニケーション能力、他、いろいろ。医者になる以上の「何か」が求められるのは間違いなさそうです。

「社会人」と「活躍する社会人」

「社会人」になるには。

就活に取り組む学生は「社会人」をどのように定義しているのでしょう。大学を卒業し、内定をもらった会社に就職することが「社会人」になること、なのでしょうか?

「活躍する社会人」になるには。

活躍する人は何か秀でたものを持っているものです。社会で求められる資質や能力を有し、自分の個性が活きる場所で自分だけの役割を担う。社会で本当に必要とされる人になるためには何が必要なのでしょうか。

社会で活躍する人材像を考える

「就活戦争」とも言われる時代。

就活に多くの時間を費やしながらも、どこかモヤモヤを感じている学生の方々。就職はできたものの次のステップに悩んでいる若手社会人の方々。将来、本当に活躍したいのであれば、一度、立ち止まって考えてみませんか?

活躍する社会人になるためには。あるいは、社会に出て必要とされる人になるためには。求められる「人材」の価値観や、考え方、視点、発言、行動とはどのようなものなのか。また、求められる資質や能力は何か。

起想ゼミ ではメンター (先輩社会人) との意見交換や対話を通して、さまざまな価値観や体験談に触れ、社会で活躍する人材像を考えます。もしかすると、今後の社会人生活を送る上でのヒントが得られるかもしれません。