一般社団法人 DeruQui を設立する。
本会は個人・企業・その他の組織が集うエコシステムの形成を通して、目指す社会像を描く個性あふれる若者(=「出る杭」)を発掘、成長と挑戦の機会を提供し、あわせて、企業や組織における創発を促し、イノベーションを推進する仕組みを作ることで、「出る杭が活躍する社会を創る」ことを目的とする
社会は「創発」を求める時代にシフトする。
モノの時代 (高度成長期)、企業は大量生産・大量消費を背景に規模の経済を追い求め、生産の「効率性」を重視した。
つながりの時代 (デジタル時代) には体験や時間の価値創出が鍵であり、「創発」によるイノベーションが重視される。
創発を目指す組織は「理念と指針」を重視する。
効率性の時代、誰でも均一な作業ができるよう「ルールとマニュアル」が重視された。個性は不要であり、平均的に優秀な人材が集められた。
創発の組織では「理念と指針」のもと一人ひとりの独創性と創造性を重視する。個性が創発につながる、と期待される。
理念と指針に基づく組織と人の関係は「共創」が基本である。
従来、仕事は「労働と対価」の関係とされた。働いた時間や作業量に応じて賃金が支払われ、人は組織に「従事」することが求められた。
創発の組織は「ビジョンと共感」が行動の源泉である。本人が描く将来像と企業のビジョンの重なりが創発の原点であり、人は組織と「共創」する。
共創を通して創発を生み出す人材は「期待と機会」によって発掘され、成長する。
組織に従事するのは「従属」型の人材である。組織は、組織に必要なスキル獲得のために「目標と管理」で成長を促す。
組織との共創を通して創発を生み出すのは自らビジョンを掲げる「主体」的な人材であり、「期待と機会」がその成長を促す。
個性の時代(タレントの時代)、目指す社会像を描く個性あふれる若者(=「出る杭」)を発掘し、出る杭が「期待と機会」を得るための仕掛けを作っていくことが、イノベーティブな社会実現への近道である。
以上を背景に、個人・企業・その他の組織が集うエコシステムの形成を通して、目指す社会像を描く個性あふれる若者(=「出る杭」)を発掘、成長と挑戦の機会を提供し、あわせて、企業や組織における創発を促し、イノベーションを推進する仕組みを作ることで、「出る杭が活躍する社会を創る」ことを目的に本会を設立する。
以上
(2021/10 発起人)